趣意書

                             平成24年7月1日

射水いじめ防止プロジェクトチーム趣意書
                                
               射水市政策アドバイザー
(NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長)
(真生会富山病院心療内科部長)       明橋大二

 平成23年11月、射水市でおきた中2男子生徒の自殺について、平成24年3月、教育委員会から報告書が出された。自殺には多くの要因が関与していたが、その一つとして、いじめが関わっていたことが報告されている。
 今後、このような痛ましい出来事を二度と繰り返さないために、われわれ射水市民には、射水市子ども条例の精神にのっとり、再発防止に全力で関わることが求められている。
 特にいじめについては、子どもたちの健康を大きく損なうものであることから、その防止について、具体的な対策が取られることが喫緊の課題である。
 しかし、現在までいじめ防止については、事ある毎に叫ばれ対策が講じられていながら、現実として減ってもいないし、被害を受ける児童生徒は後を絶たない。その大きな理由は次の三つであると考える。

1.いじめ防止の真に実効性のある対策が取られていない。いじめ対策を行って、それが実際に効果があったかどうかの検証作業が行われていない。

2.現在のいじめは、多様化、複雑化しており、教員だけの対応では到底解決しないものも多くなっている。保護者のみならず、学校外の専門機関や地域社会との連携が必須であるが、いまだそれが不十分である。

3.いじめ対策の一番の要は、加害者への関わり、もっと言えば加害者のケアである。なぜなら、加害者もさまざまな被害経験をもっており、いじめはそのSOSとして生じている。その被害経験のケアなくして、ただ「いじめはだめ」「いじめはやめなさい」と連呼しても決して解決はしない。今までのいじめ対策ではその点が不十分であった。

 以上の問題意識から、今回、射水いじめ防止プロジェクトチームを立ち上げ、いじめ対応に関する専門家チームとして、真に実効性のあるプログラムを開発し、それを各学校、地域社会に徹底することで、いじめを確実に減少させ、ひいては、射水市子ども条例、児童の権利に関する条約に謳われた、子どもの幸せと健やかな成長を図る社会の実現を目指したい。


PDF版(120Kb)は下記からダウンロードしてください。
https://dl.dropbox.com/u/22647991/syuisho.pdf



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